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2015/08/31

笑顔に会いたい・後編-want there to be it with a smile -

幕末設定。平千。千鶴ちゃんの笑顔が見たくて頑張る平助君。


 『総司に捕まって、揶揄われてたりするんじゃねえかあ?』
新八っつぁんの言葉に不安を覚えたオレが急いで大広間へ行くと、千鶴の姿はそこにはなかった―――その代わりに。

「…言っておきますけど、左之さん。僕は、悪い事をしたなんて思ってないですからね。」
いつもの企み笑顔を引っ込めて、眉を顰めたまま不機嫌そうに言い放つ総司と。
「お前なぁ…そんな言い方はねぇだろ?おい、平助。お前も、総司に何か言ってやれよ。」
総司に向かって、呆れ果てた溜息を吐きながら説教をする左之さん。
「いや、何かって言われても……。」
綺麗に磨かれた床の中央に座布団を一枚ずつ敷いて、オレと左之さん、総司は輪を描くように向き合って座ってる。
気まぐれの猫みたいに、左之さんからつーんとそっぽを向いてる総司に、オレの隣で片膝を立てて座ってる左之さんは、呆れた顔で額に手を当てた。そんな二人のやり取りにオレは、心の中ででっかい溜息を吐く。まったく……勘弁してくれよ。

 ついさっきの事だ。
大広間をそっと覗いたら、総司に説教する左之さんと拗ねた顔をしてる総司がいた。気配の鋭い総司に運悪く見つかっちまったオレは、二人に引き摺られるようにして、こうして会話に無理やり参加させられてる。
出来れば逃げたかったけど、ここは黙って従う事にした。格好悪いとは思うけど、オレだって命は惜しい。
原因は、総司がしでかした出来事だった。午前の巡察中に町娘から貰った恋文を、総司は読まずに相手に突っ返したらしい。
巡察中という事は、総司は仕事中だ。オレとしては、そんな時に文を渡すその子の勇気を素直に褒めてやりたい。ある意味、猛者だよな。
そんな猛者に、総司はにっこり笑って「いらない」と、にべもなく断ったらしい―――酷すぎる。
『お前…鬼だな』とオレが率直な感想を言った瞬間、総司は瞬時に柄に手をかけてきやがった。左之さんが止めなかったら、今頃オレの右腕は無くなってたかもしれない。
いつもの物騒な返し技が、不機嫌なせいでもっと物騒だ。頼むから、微妙な殺気を込めて睨んでくるのはやめてくんねーかな。まじで怖いんだけど。
「あぁもう…別に良いじゃない。僕は、その子にも文の内容にも、全く興味なんてないんだからさ。受け取ったら、期待されちゃうでしょ。そんな事にならないように、僕なりに気を遣ったつもりなんだけど?」
総司は胡坐をかいた腿の上で頬杖を付きながら、うんざりとした顔でオレ達から視線を背けた。
「うーん……そう、かな?左之さん?」
「…まぁ、それでもだな。往来の町中で、わざわざ女に恥をかかせる必要もねぇだろ?そこんところを汲み取ってやるのも、男の役割ってもんだろうが。」
とりあえず、総司が総司なりの誠意で動いたって事は分かったけど…相手を気遣った行動には全然聞こえねーのは、オレの経験が二人よりも不足してるからか?どう考えても、逆に相手を傷つけちまってるような気がするんだけど。
左之さんが気遣いながら総司を諭すけど、総司は憮然とした顔で、聞いているのか聞いていないのか微妙な顔で大広間の床に視線を這わせる。

 この二人は、はっきり言ってよくもてる。言い寄られたって話も、両手足の指じゃ足りねー位なんだけど、確実に違うのは身の振り方が完全に正反対だって事だ。
左之さんは相手を傷つけねーように優しく振舞うけど、総司は冷たい。まじで冷たい。相手の心が砕かれるんじゃねーかと思う位、辛辣な態度を取る。
まーこの二人の上には、後援会でも作れるんじゃねーかって位にもてる鬼副長がいるんだけど…それはこの際、脇に置いといて。今は総司の話だ。
「あーぁ。色恋沙汰って、本当に面倒臭いよね。そんなものに興味なんか沸かないよ。新八さんみたいに、女の子の言動で振り回される気もないしさ。」
「お前、そこで新八を出すか……。」
左之さんが心底気の毒な顔をして天井を見上げた。それが目の前にいる総司じゃなくて、誰に対してのものなのかは分かりきってる。ぱっつぁんも、こんなところで引き合いに出されるとは思ってねーだろうなぁ。 何となく、オレまで気の毒な気持ちになってきた。
「そもそも大事な人が二人もいたら、それこそ面倒臭いじゃない。どんな時にどっちを優先するのかとか、考えなくちゃいけないしさ。はぁ…そんなの、いたって邪魔なだけだよ。」
総司は、話してる事すら面倒だって顔をして、退屈そうに溜息を吐いた。
『女の子に好かれ過ぎて困る』―――男としては、すげー贅沢な悩みだと思うけど。総司の一番は、近藤さんだ。何よりも大事なのは、近藤さん。こんな風に思っちまうのも、まー仕方ないのかもしれねーけど………あれ?
「…じゃあさ。邪魔にならねーような子を、選べばいいんじゃねーの?」
何となく、ふと思いついて出た言葉だった。
それまで面倒臭そうに顔を背けてた総司は、一瞬だけはっと目を見開かせたかと思うと、オレの方に顔を向けてじっと見つめてきた。
どうも、オレに助言された事が意外だったみたいだ。まー確かに、『総司論』はちょっと特殊だからな。
「ふぅん……邪魔にならない、ね。そっか……。」
勝手に納得しているオレを他所に、総司は珍しく真剣な顔で何かを考えてる。ちょっとは効き目があったのかもしれないと思った。

 実際、総司に冷たくされて不幸になる女の子がこれ以上増えるのも、迷惑な話だ。女の子の中には、逆恨みして新選組を陥れようとする奴だって現れるかもしれねーし。そういう機会は土方さんの方が確実に多そうだけど、そんな下手を打つような不器量な人じゃねーだろうから、除外しとく。
それに、もし万が一にだけど。本当に総司にそんな子が出来たら、総司のこの厄介な性格が少しは矯正されるかもしれねーじゃん!……期待は、すげー薄いけど。
「総司の邪魔にならねー子って事は…基本的に、新選組の仕事の邪魔をしねー子って事になるよな、左之さん?」
「あ……あぁ。まぁ、そうなるかも…な。」
思案しながらもオレが相槌を求めると、左之さんは何かを言いたそうな顔をしながら視線を合わせずに曖昧に頷く。
 何だ……?
左之さんの態度が気になって、オレが口を開こうとした時だった。
「よし。きーめた。」
さっきまでの不機嫌そうな総司は、もうどこにもいなくて。いつも通りの悪戯好きの瞳を湛えて、オレ達ににっこりと企み笑顔を向けてきた。何だよ、その笑顔。さっきとは違う意味で、すげー怖いんだけど。
「はぁ?何を?」
怪訝な顔で聞き返したオレに、総司は満足そうな笑顔で。
「千鶴ちゃんだよ。僕の、お嫁さん候補にしようと思って。」
強くはっきりとした口調で、そう言い放ちやがった。

 ……は?
千鶴が、総司の?
嫁?
「はぁぁぁぁぁっ!?」
「…やっぱり、そうきたか……。」
左之さんが『予感的中』という口調で呟いたけど、それどころじゃねー!!
「うん…良いかも。あの子なら、新選組の仕事の邪魔なんて絶対にしないだろうし。何より千鶴ちゃんなら、僕が退屈しそうにないしね。」
総司は勝手な想像を巡らせて、『我ながら良い考えだよねー』と心底楽しそうに笑ってる。何が『良い考え』だよっ!!
「だっ…駄目だろ、そんなのっ!絶対駄目だってっ!!」
思わず立ち上がって、総司にくってかかった。総司はオレを軽く見上げた後、すぐに瞳を細めてにやりと笑う。
 …やばい。こんな顔をしている時の総司は、やばい。
背中に、じっとりとした嫌な汗が流れてくのが分かる。それでもオレは、負けじと総司をきっと睨み付けた。そんなオレの視線さえも楽しそうな顔で、総司はくすくすと笑ってる。こいつ…本っ当に、性質悪いよな!
「何で、平助が駄目って言うのさ?僕、ちゃんと大事にするよ?」
「そ、それは…っ!だ、駄目に決まってんだろ!」
「だぁかぁらぁ。何でさ?」
左之さんがオレと総司のやり取りを呆れた顔で見てるけど、そんなのは気にしてられなかった。下手すると、今後の千鶴の身が本気で危うくなっちまうんだから……!
「だって千鶴…オレ達に、監視されてんじゃん。今だって、オレ達にすげー遠慮したり、気を遣ってたりするしさ。総司がそんな事を言ったら、あいつ……また色々悩むに決まってんだろ。可哀想だって…思わねーのかよ。」
行方不明の親父さんの事や、鬼だと名乗って襲ってきた奴らの事。あいつが不安に思う事なんか、それこそいっぱいある。それでもあいつは、気丈にオレ達に向かって笑ってくれるんだ。
これ以上、悩んだり不安にさせたくねーんだよ。あいつには、笑ってて欲しいんだ―――。

「…何だよ?左之さん。総司も。」
周りがやけに静かな事に気が付いて顔を上げると、二人は驚いたような顔をしてオレをじっと見つめてた。オレは変な事言っちまった気はねーのに、何で二人共、変な顔して笑ってんだよ?
「いや…別に。何でもねぇよ。」
「ふぅん。平助って、千鶴ちゃんの事をちゃんと考えてあげてるんだね。」
左之さんは声も出さずに小さく笑ってるし、総司は『意外だよねー』と胡坐をかき直しながら笑ってる。一体何なんだ?
「そんなのっ、当たり前だろ!…オレっ、もう行くからなっ!」
何となく照れ臭くなって、オレは大広間を後にした。別に何かを指摘されたわけでもねーし、揶揄われた訳でもねーのに、顔がぼうっと熱くなってる。…何でだ?


 大広間を出た後、千鶴を探して屯所の中をうろうろしていると。
「お帰り、近藤さん。」
「おぉ、歳か。ただいま。」
外から帰ってきた近藤さんを出迎える、土方さんの姿を見つけた。
土方さんなら千鶴の行方が分かるかも…そう思って、声をかけようと近づいた時。
「いやいや、つい遅くなってしまったよ。雪村君も、今日はすまなかったね。ありがとう。助かったよ。」
「い、いえ!少しでもお役に立てたのなら、それで十分ですから!」
にこやかな顔で労いの言葉をかける近藤さんと、その陰でお礼を言われて顔を赤らめる千鶴がいた。近藤さんの手伝いで、外に出てたのか…屯所で見つからねー筈だよ。
屯所に帰ってきてから一刻以上もの間、必死に千鶴を探してた自分がほとほと間抜けに思えて、思わず口の端から馬鹿みてーに小さく笑っちまった。何やってんだ、オレ?

「それで…雪村。ちゃんと、務めは果たしてきたんだろうな?」
土方さんは、ぶっきらぼうな口調で小柄な千鶴を見下ろした。夜の闇と松明の明かりで、土方さんの顔がある意味迫力を増す。男のオレでも、はっとする顔だった。
「は、はい。でも、私の見立てで本当に良かったんでしょうか……?」
千鶴はちょっと緊張した顔をしながら、恥ずかしそうに上目で土方さんに聞いた。近藤さんと一緒に出かけるなんて…一体どんな仕事だったんだ?
「いやいや!雪村君は、実に良い仕事をしてくれたよ!雪村君、本当にありがとう。こんなもので申し訳ないんだが、お礼に受け取ってくれ。」
近藤さんは自分の着物の袂をまさぐると、鶯色の包み紙を千鶴にぽんと渡した。千鶴の両手で包まれたそれに、オレの視線が凍りついた。
千鶴の掌よりもちょっとだけ小さい、鶯色の丸い包み紙。遠目だったけど、オレが想像したものに間違いなかった。だって、あれは―――……。
「最近、町で評判の干菓子なんだそうだ。良ければ食べてくれ。」
「あ、あの…私、そんな大した事していないと思うんですが……?」
近藤さんの無邪気な笑顔に、千鶴は遠慮がちに小首を傾げて問いかける。土方さんは一君以上に滅多に見せない顔で小さく笑うと、千鶴の頭をぐしゃぐしゃっと撫でた。うわ、何だよ土方さん、その顔。反則じゃねぇのか、それ?
「お前は、ちゃんと仕事をしてきたんだろうが?有難く貰っとけ。お前は細いからな。ちゃんと食って、少しは体力をつけろ。…また、仕事を頼む事があるかもしれねぇからな。」
「…はい!近藤さん、土方さん、ありがとうございます!」
満面の笑みでぺこりとお辞儀をした千鶴に優しく手を上げて無言の応対をすると、二人は局長室へと消えていった。
その場でぴくりとも動けなかったオレは、上機嫌で近藤さんからのお礼を大事そうに抱える千鶴と、ばっちり目が合っちまった。
「あ、平助君!」
「…おかえり、千鶴。」
オレは俯いたまま、千鶴からさっと視線をそらした。何となく居心地が悪くて、千鶴の顔をまともに見る事が出来なかった。
「うん、ただいま。あのね、近藤さんからお仕事を頂いたの!聞いてもらえるかな?」
千鶴の満足そうな声が、俯いているオレの顔に容赦なくぶつかる。断る事も出来ねー位、重たい気持ちだった。

 夜の縁側に座ってるのは、千鶴とオレの二人だけだった。
ついさっきまで、ずっと願ってた事なのに。今日はオレが千鶴を笑わせたかったのに、その役目は土方さんと近藤さんにあっさりと奪われちまった。
あまりの居たたまれなさに逃げ出したくなったけど、生き生きとした口調で話す千鶴を傷つけたくなくて、オレは借りてきた猫みたいに静かに耳を傾けた。
土方さんから仕事を頼まれた話。外の町の賑やかさに驚いた話。近藤さんに頼まれて、近藤さんの家族に、土産として簪と着物を選んだ話。近藤さんからお礼にと、町で評判のお店の干菓子を貰った話―――。
最後の話には心底打ちのめされたけど、それでもちゃんと千鶴の話を聞いてやったオレは本当に偉いと思う。
「…そっか、良かったな。あぁ…もうすぐ晩飯だよな。オレ、ちょっと用事があるからさ、部屋に戻って―――」
オレが、縁側から立ち上がった瞬間。

 ぽとり。

オレの着物から、何かが落ちた。
「あれ、これって……。」
千鶴がそれをひょいと拾い上げて、自分の手の中にあるもう一つの同じ物と交互に見比べる。オレは、形が歪んでいる皺だらけの包み紙の方をさっと取り上げた。
「平助君。それって、もしかして―――」
千鶴が全部言い終わる前に。
「…あぁ、そうだよ!お前が今持ってるやつと同じやつ!オレが買ってきたんだよ。千鶴に…やろうと思って。」
あまりにも不審すぎる自分の行動と、まったく締まらねー自分の格好悪さが恥ずかしくて。千鶴から顔を背けたまま、オレはやけっぱちでそう言った。
「…私に?」
きょとんと小首を傾げて、千鶴は「どうして?」という顔をする。
 あぁ―――もう、何でこいつはこんなに鈍いんだよ!これじゃあ、全部白状するしかねーじゃんか。
「お前、全然外に出れねーだろ。屯所の中にいたら、無理にでも仕事を探そうとするしさ。だから…甘いもんでも食べたら、ちょっとは気分が晴れるかなって……。」
「それで、非番なのにわざわざ買ってきてくれたの?」
 あーもう!いちいち聞くなよ、恥ずかしいんだからさ!!
千鶴の問いかけに、顔が熱くなるのが分かった。こいつの、こういう時の鈍さとか無邪気さとか無自覚さって、確かに可愛いとかも思うけど。本っ当に、どうにかしてくれよ。何か、オレばっかり、必死になっちまってる気がするんだけどっ!
「あぁ、そうだよっ!…でも、近藤さんから同じ物もらってたよな?オレのは時間も経っちまってるし、こんなにぐしゃぐしゃだし―――」
「ありがとう、平助君。すごく嬉しい。」
自嘲気味なオレの言葉を遮ると、千鶴は立ち上がってオレに近づいてきた。とてとてっと、女の子の軽い足取り。一つにまとめて結い上げた髪から、ふんわりと甘い香りがした。
「私のために、選んで買ってきてくれたんだよね。ありがとう。夕餉の後でお腹が空いた時、一緒に食べない?」
「いや、でも……。」
オレが持っていた包み紙は、ぼろぼろだった。まるで、空回りしまくっていた今日のオレみたいだと思った。
「大丈夫、中身はきっと美味しいよ。平助君が選んでくれたんだもん!近藤さんから頂いた分もあるし、一緒に食べようよ。ね?」
よく分からない自信に満ちた顔で、千鶴はオレの手から包み紙をそっと手に取った。近藤さんから貰った物と同じように、大事そうに抱えて笑ってる。
 …まぁ、いっか。
「じゃあ、後で一緒に食おうぜ。千鶴の部屋で良いか?」
「うん!ちゃんと、お茶も淹れて待ってるからね。」
あ、笑った……!
千鶴のふわりとした笑顔にオレがぼんやり見惚れていると、遠くから『飯だぞー!』とオレと千鶴を呼ぶ新八っつぁんの声が聞こえた。
「行こうぜ、千鶴。早く行かねーと、ぱっつぁんに全部食われちまう!」
「うん!」
オレ達は互いに笑い合うと、急いで広間に向かった。触れ合うくらい、近い距離で連れ立って。

 いっぱい、いろんな事を考えちまった日だったけど。
オレの為に千鶴が笑ってくれたから、もういいや。
明日も、どうか千鶴が笑ってくれますように―――。


-了-

――― あとがき ―――
このお話は、「若さ溢れる彼をいじり倒す、大人げない大人達」を書きたかったので登場するキャラが多いです。
皆に弄られ可愛がられている彼や、千鶴ちゃんに振り回されながらも格好をつけようと頑張る彼が好きなので、こうなりましたw

千鶴と年が近い事とやはり女の子である千鶴に親身なところがあるので、「わざわざ非番の日に、千鶴の為に買い物をしてきた平助君」という設定にしました。
一さんが千鶴に対して若干柔和な表情を見せますが、だんだん打ち解けてきている位のレベルなので、恋心がどうとかというものではないです。
勝手場で新八さんが平助君を揶揄うシーンがありますが、「あれ?やっぱりこいつ、気ぃあんのか?」位の探るような軽いものでしかないです。

巡察中の沖田さんに恋文を渡すという猛者に、「いらない」と冷たく言い放った沖田さん。そして、それを諭そうとする左之さんに捕まってしまう平助君。
平助君の自虐っぷりが気の毒ですが、まぁ彼らしいかも? 左之さんなら勘良く気がつくと思い、複雑な応対をしてもらいました。そして沖田さんも気がついたら、やはりここは平助君の気持ちに気がついていたら揶揄っちゃうんじゃないかと思い、弄り倒してもらいました。

 近藤さんと同じ物を買ってしまった平助君ですが、同じものでも千鶴ちゃんなら「自分の事を考えて買ってくれた物」を無下になんかしないだろうと思って、「一緒に食べよう」という言葉でしめさせてもらいました。
彼女も平助君になら、こんな風に気軽に誘う事もあるかもしれないなぁと思ったからです。

タイトルの「笑顔に会いたい」ですが、千鶴ちゃんは軟禁の身なので必死な顔をしたりしょんぼりしている時が多いんじゃないかと。
それなら、平助君は「笑っていてもらいたい、そして出来れば自分に笑いかけて欲しい」って思っているんじゃないかなと思って、このタイトルにしました。
サブタイトルの「want there to be it with a smile」は、そのまま「笑顔を見せてもらいたい」です。

テーマ : 二次創作:小説 - ジャンル : 小説・文学

タグ : 笑顔に会いたい

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プロフィール

となみかや

となみかや/1073kaya Admin
薄桜鬼・うたプリ・刀剣乱舞に、
重篤レベルで嵌り中。
千鶴受/春歌受/女審神者受

Twitter: @to7mikaya_3na10
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※現在、WEB拍手は3作品です。
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薬研&光忠(刀剣乱舞)

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本編番外編

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◆祈り結く声(平千)
前編後編

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